IT資格

はじめての高度試験は情報処理安全確保支援士【理由3選】

IPAの情報処理試験の高度試験を受けようと思ってる。どれが1番受けやすいんだろう?

高度試験の中で安全確保支援士って簡単そう。他の試験は年に一度だから受けてみようかな?

そんなあなたに応用情報技術者試験の合格後、同じように高度試験どれを受けようか迷って調べまくった私が回答します。

結論からいうとはじめて情報処理技術者試験の高度試験を受けるなら情報処理安全確保支援士一択です。
他の高度試験よりも合格しやすいため、プロジェクトマネージャ試験など他の高度試験を受ける前の練習としても最適です。

実際私もプロジェクトマネージャ試験を受ける前に安全確保支援士を受けました。
なぜなら安全確保支援士には以下の特徴があるからです。

  • 論文試験がない
  • 業務経験やプログラミング経験がなくても合格が可能
  • 年に2回開催される

この記事ではIPAの情報処理技術者試験の高度試験をはじめて受けようとしている人向けに、情報処理安全確保支援士が最適である理由を詳しく説明します。

【情報処理安全確保支援士をおすすめする理由1】論文試験がない

情報処理安全確保支援士をおすすめする理由のひとつめは論文試験がないからです。

高度試験では論述式といって2時間で2,000文字程度の小論文を書く試験があるものが多数です。
この論文が難関となってきます。

なぜなら2,000文字書けば合格できるわけではなく、主題に沿ってわかりやすく書く必要があるため、事前対策とそのための訓練が必要だからです。
経験のない人はここで勉強時間が一気に跳ね上がります。

実際私もプロジェクトマネージャ試験を受けたときに論文だけ経験がない問題形式だったため、この対策に苦慮しました。

情報処理安全確保支援士はこの論文がありません。
午前Ⅰ、午前Ⅱは四択式、午後Ⅰ、午後Ⅱは記述式(長文を読んで回答を選択したり、●文字以内で回答を記載する形式)のため対策が必要なく、特に応用情報技術者試験を突破した人にとってはかなりとっつきやすいものとなっています。

【情報処理安全確保支援士をおすすめする理由2】業務経験が不要

情報処理安全確保支援士をおすすめする理由の二つめはセキュリティの業務経験やプログラミング経験がなくても合格が可能なことです。
セキュリティ関する十分な知識があれば学生でも合格している例はあります。

またプログラミングに関しても必須ではありません。
午後Ⅰで出題されることがありますが、午後Ⅰは選択式のため、プログラミングの問題を回避することができるからです。

もちろんセキュリティの業務経験やプログラミング経験があったほうが勉強時間が短縮できることは事実です。
ただ、業務経験がなくても努力次第で合格可能であることは確かです。

情報セキュリティ分野の専門家に対する社会のニーズは年々増しています。
今業務経験がなかったとしても、資格の取得を最初のステップとして、キャリア形成の幅を広げる戦略をとってみてはどうでしょうか。

【情報処理安全確保支援士をおすすめする理由3】試験が年に2回行われる

情報処理安全確保支援士をおすすめする理由の三つめは試験が年に2回行われるので挑戦しやすいことです。
高度試験の試験実施のタイミングは以下のようになっています。

春期試験 秋期試験 春期・秋期いずれも実施
ITストラテジスト試験
システムアークテクト試験
ネットワークスペシャリスト試験
ITサービスマネージャ試験
プロジェクトマネージャ試験
データベーススペシャリスト試験
エンベデッドシステムスペシャリスト試験
システム監査技術者試験
情報処理安全確保支援士試験
高度試験の実施時期

1年に1度しか試験が行われないとモチベーションを保つのも難しいでしょう。
そんなとき次の試験までの合間に情報処理安全確保支援士を受けることができます。
また、セキュリティ分野は他の試験での出題範囲となっているので、勉強が無駄になりません

実際私も本命はプロジェクトマネージャ試験だったのですが、秋のプロジェクトマネージャ試験受ける前に情報処理安全確保支援士試験を受けました。
それによってセキュリティ関連の範囲はばっちりの状態でプロジェクトマネージャ試験の勉強をはじめることができました。

また、情報処理安全確保支援士に合格すれば他の高度試験の一次試験が免除となるメリットもあります。

情報処理安全確保支援士をおすすめする理由 まとめ

  • 論文試験がない
  • 業務経験やプログラミング経験がなくても合格は可能
  • 年に2回開催される

応用情報技術者試験の後、高度試験でどれを受けようか迷っている方も多いと思います。
情報処理安全確保支援士は上記理由からはじめて高度試験を受けるにはぴったりで、また、高度試験の中では最も難易度が低いと言われています。

情報処理安全確保支援士に合格すれば他の高度試験の一次試験が免除となるメリットもあるためまずは情報処理安全確保支援士に挑戦してみてはどうでしょうか。

おすすめテキストは重点対策シリーズなのですが勉強法や合格後に登録が必要かどうかについては別の記事で紹介しています。

参考になれば幸いです。